2011年12月26日月曜日

サンタさんからの卒業の仕方

クリスマスも無事に終了。今年のコウキはこともあろうことにサンタクロースにプレゼントを頼むことを忘れていたようで、それを父から指摘され「今年はサンタさん来てくれないかもね」と散々脅されていたのでクリスマスの朝、寝坊をして起きてきながら「父さん、来た、来た!」とプレゼントの内容の前に来てくれたことをうれしそうに話してくれました。

上の娘の時には4年生くらいのとき近所の少し年上のお姉さんに入れ知恵されて「サンタってお父さんじゃないの?」と尋ねてきたところを毅然として「お父さんじゃないよ。でもサンタさんって信じてくれなくなったときから来てくれなくなるんだって!」と話し、それから1年か2年かで無事卒業したんだっけ。

ダウン症のコウキは卒業できるの?なんて不安に思ったりして。6年生のクリスマスが済んだ今晩、コウキにこう言ってみました。
「来年はサンタクロース来ないかもよ」
「どうして?」

[コウキはもうお兄ちゃんになったろ?サンタさんも忙しいからさあ、別の子供のところに行かなくちゃならないじゃん。」
「・・・。」
「TVやマイケルのビデオでごはんが食べれなくって泣いてる子供みたことあるでしょ?そういう子どもたちのところに行ってもらったほうがいいじゃないかな?こんどサンタさんにコウキから伝えておいてくれない?」
顔を横に振るコウキ。

「コウキはさ、じいちゃんやばあちゃんからお小遣いやお年玉もらうでしょ?それで好きなもの買えるし、サンタさんにはご飯が食べれなくて泣いてるような子たちにプレゼントもって行ってもらったほうがいいとお父さん思うけどな。」
「うん・・・。」

どこまで理解できたかな?それでもいまの気持ちで「うん。」といってくれたコウキを素敵に思うよ。

ほっと肩の荷が下りたような寂しく思えるような話です。