例年になく早くから雪が降り、一気に寒くなった今年の冬。
ペレットストーブ仲間からは初焚きの知らせが既にいくつも届いていたにも関わらず我が家のSS-1はちょっとしたメンテナンスを必要としており、未だ火入れが叶わなかった。
そのメンテナンスというのは燃焼室と熱交換室の境のガラステープのガスケットの剥がれで、経年的に必要なものと思っていた。
ネットで材料を物色してDIYで修理をする算段をしていたのだが、そう言えば、SS-1を信州の地より運んで設置してくれたパイプ屋本舗のボスともしばらく話していないし、久しぶりに声でも聞きがてらいい接着剤でも紹介してもらおうと連絡してみたのだ。
事情を話し、久しぶりに近況を報告し合う。メーカーのさいかい産業さんにも確認をして再度連絡をくれるとのこと。
翌日ボスからの電話。さいかい産業ではその境目の構造を見直して、ガスケットを必要としない灰受けをリリースしており以前のタイプのユーザーには無償で配布しているとのことだ。
そして本日その灰受けが届けられたのだが、一緒に送らてきたのがガラステープのガスケットと専用の接着剤。
対策品への交換を押し付けるのではなく、愛着のあるストーブのオリジナル部品を修理して使う選択肢を残してくれたのだ。先進的な家電でありながら(ペレットストーブは化石燃料を木質燃料に置き換えるためのカデンです。多くのストーブはタイマーで24時間管理でき快適に過ごしながらエネルギー問題と向き合える。)ユーザーとストーブの人間的ともいえる関係に配慮した感動的なホスピタリティー。
とりあえず新しい灰受けをインストール。
こんな素敵すぎる販売店とメーカーさんの灯台に導かれながら我が家のSS-1も無事航海に出発しました。ボス、これからもよろしく照らしてね。
9月一斉清掃
15 年前