2011年3月11日金曜日

一宮ペレット






 この記事は3月の初めに書き始めたものですがちょうど震災が発生してしまい、保存したままになってしまっていたものを4月の終わりに加筆して投稿したものです。愛知県一宮市の建築屋さんで木質ペレットを製造開始というニュースをネットで見つけ、早速お電話で問い合わせてみると、今シーズンはモニターとして無料で配布しているとのことでしたので早速仕事帰りにいただきに行ってきました。

折しも予定外の大雪が降る中お邪魔してみると、檜のいい香りのする作業場の隅っこにペレットを作る機械が置かれていて、現場にいらっしゃった方に声をかけると「どうぞどうぞ、袋に詰めて持ってかえってください!」とのこと。一応事前に電話でお願いしていた事を伝えると「用意なんかしてるかなあ」と仰りながら事務所を確認しいただくと、しっかりご用意いただいていました。(^^)米の紙袋に30kgくらい。そんな火を焚く前から暖かくなるようなやりとりでいただいて帰りました。

早速その晩、我が家のSS-1に投入してみました。が、オーガモーターの辺りで[ギギー」と異音が発生。とりあえず使用を取りやめていました。

原因は?今まで使っていた「飛騨高山ペレット」や「ピュア」と比較すると画像の通りひと回り太い「一宮ペレット」。オーガモーターに対して太すぎるのか、太さが違うペレットが混ざり合う状況がXなのか、オーガモーター内にたまった木粉がいたずらしているのか???

その辺りをやっと検証することが出来ましたので遅ればせながらインプレッションを。

まずペレットタンク内、オーガモーター周辺を掃除機を使い全くからの状態にしたあと「一宮ペレット」を投入。このペレットの一番のいいところ!檜の香りが部屋中に漂います(^^)

恐る恐るスイッチをオン、オーガモーターを回してみると・・・異音もなくコロンコロンと燃焼室に投入されていきました。オーガモーターの許容サイズを越えているわけではないようです。

かくして無事、SS-1にて一宮ペレットを燃やすことが出来ました。

使って見ての感想。
火付が早い、火力が強そう。炎が大きく、色も白いので熱量が大きいのかな。火持ちも良さそう。と良い点をならべましたが、悪い点として真っ黒なクリンカーができ、ストーブの中も真っ黒になります。残念ながらこの二点は商用のペレットの良し悪しを判断される第一関門ともいえる大きなポイントとなっています。SS-1はほとんどマニュアル操作なので使用に関してあまり不具合は出ませんでしたが一般的なオートマチックな欧米のストーブではかなりのトラブルが予想されそうです。

エネルギー問題の一環で考えるならば、ペレットの材料は良質な木材に限らず、都市部の剪定くず、建築廃材、生ごみに至るまで広く可能性を広げるべきと考えます。それを使うに当たっての不具合はストーブ側が請け負うべきかなというのが僕個人の考え。

そのサイクルの中では申し分のない一宮ペレット。簡単にはいかないのが現状のようです。出来ることがあればお手伝いしていきたいと思います。

我が家はとりあえず「きりん君」の燃料として来シーズンも手に入れたいですね。
 

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